MACD、ボリンジャーバンド、RSI、ストキャス、一目均衡表、エンベロープ、パラボリックSAR、ATR、ADX、モメンタム、ジグザグ、ブルパワー・・・
テクニカル指標の数は、今や100種類以上あります。
一方、そのほぼほぼ全てが移動平均線かダウ理論という「古典」をベースに変形させたモノです。MACDは、移動平均線と移動平均線の乖離を表したモノだし、ボリンジャーバンドは、移動平均線に標準偏差を加えたモノです。
つまり、何が言いたいか?と言うと「移動平均線」と「ダウ理論」の深い理解なく他のあらゆるテクニカル指標を表示させて使い方を知っても意味がない。。という事です。
こういう言い方をすると、「意味がない」って言い過ぎじゃないの?と思われる方もいると思います。もちろん私が言う「意味がない」には根底は
ではここで質問したい事があります。
何のために、そのテクニカル指標を表示させているんですか?
「投資で勝つため!」というのはアバウト過ぎるのでナシです。私が欲しい返答は、「トレンドの転換点を見極めるため」とか、「トレンドの起点」を見つけるため、、とかそういう返答です。
このテクニカル指標は、◯◯を知る上で役に立つ。だから自分はこの◯◯指標を使っている。
このように明確に言えるようでなければいけません。これすら言えないようでは、残念ながらそのテクニカル指標を表示させているだけ、、という事になります。
でも、きっとあなたは答えられていると思うので、第2段階の質問です。
なぜ、そのテクニカル指標は、◯◯(例えばトレンドの転換点)
を教えてくれるのですか?
答えられますか?
「細かい事は分からんけど、とにかく◯◯(トレンド転換)を教えてくれているんだよ。だから使っている!」という方が大半だと思いますが、それだとすぐに頭打ちになり伸びなくなります、残念ながら。なぜなら、必ず◯◯(例えばトレンド転換)を教えてくれない時間帯があるからです。
そのテクニカル指標は何故、◯◯(例えばトレンド転換)を教えてくれるのか?が分からないまま使っていると、連続で損切りにあったり、上手く機能しなくなると途端に使わなくなります。
そして、何か別のテクニカル指標はないか、、と他のツールを探しに行きます。
しかし、あなたはきっと、「何故、◯◯を教えてくれるのか?」にも応えられたと思うので、ここでさらに突っ込んで質問です。
それって「ダウ理論」、または「移動平均線」で知る事は出来ませんか?
どうですか?
「・・・」
「恐らく・・・出来ない・・・?」
という感じですか?
古典であり、大木の幹である「ダウ理論」または「移動平均線」では分からなくて、他のテクニカル指標じゃなければ知る事の出来ない「何か」はほとんどありません。
なぜなら、ほぼ全てのテクニカル指標は、ダウ理論または移動平均線から派生した枝葉だからです。ダウや移動平均線では知る事ができなくて、他のテクニカル指標を使ったら分かる事はほとんどありません。そして、幹の存在を軽視している、あるいは見ずに、「枝葉」部分(テクニック)にばかり見ているテクニカルトレーダーは伸びません。
なぜ、そのテクニカルを使うのか、が分かっていないからです。
一時的に勝てる時期があったとしても、それは「好景気でアップトレンドを形成していた時に、何も知らずにたまたま買ってたら儲かった。」というのとほとんど同じです。分かった気になっているだけです。
「ダウ理論」や「移動平均線」では知る事ができなくて、他のテクニカル指標を使ったら分かる事はほとんどないのに、なぜ今では100種類以上もテクニカル指標が存在するのか?
何故だと思いますか?
この理由を知る事は、実は非常に重要なんです。何故、重要かというと、ダウと移動平均線を軽視しているトレーダーが伸びない原因がここにあるからです。
「ダウ理論」や「移動平均線」から派生してテクニカル指標が増えた理由は、便利(ラク)だからです。
「移動平均線」と「ダウ理論」だけでも分かるけど、ボリンジャーバンドを入れた方が、利食いポイントが見えやすいとか、、、
トレンドは伸びているけど、段々そのトレンドのエネルギーが落ちてきている事を「視覚化」するのに、RSIを入れた方が見えやすい(ダイバージェンス)とか、、、
買い方のパワーと売り方のパワーが反転する“半値“を見るのに一目均衡表は便利だとか、、そういう理由から、テクニカル指標は派生してどんどん増えているわけです。
「トレンド転換」等を見るのに便利なんだったら、使ってもいいじゃないか?と思われるかも知れませんが、便利だから逆に「落とし穴」もあるからです。
例え話で言うと、現代人は、非常に便利な「近代科学」に囲まれて生活しています。ピッとスイッチを押すとお風呂が沸くし、冷たい飲み物を飲みたかったら冷蔵後に入っています。何か知りたい情報があれば、携帯で検索すればすぐに出てきます。
便利な「科学技術」によって、生活レベルは格段に向上しましたが、そのせいで人間にもともと備わっていた「能力」がどんどん退化していっています。
「危険察知」能力であったり、「体温調節」機能であったり、火をおこす能力等など、、です。体の免疫力は低下しているので、最近の子供はすぐに風邪ひくし、アレルギーを持った子供も増えています。
「便利さ」というのは、、非常にラクなんですが、その半面、本来の能力を退化させたり、逆に問題を発生させたりもするんです。
RSIやストキャス等は、エネルギーが徐々に弱くなってトレンドの終焉を教えてくれたりもしますが、RSI等の計算式では、トレンドの終焉じゃないところでも、「トレンドの終焉だよ!」と言って来ます。
投資家用語で「ダマシ」にあった。っていうヤツですね。
RSI等を入れる事でトレンドの終焉を教えてもらえるという便利さを享受できる反面、RSI特有の「ダマシ」が増える等、「新たな悩み」が生まれてしまうわけです。
だから、何故、そのテクニカル指標を使っているの?
なぜ、そのテクニカルには、◯◯(例えばトレンド転換)を教えてくれるの?
という事を知らずして使う事はできないわけで、RSIのメリット(枝葉)部分“だけ”を享受できるように、まずは「幹」の部分(ダウと移動平均線)を深く深く理解しておく事が大事なわけです。
「ダウ理論」と「移動平均線」だけで、トレンドの「終焉」、あるいはトレンド「転換」が分かるようになっておいたり、、 トレンドの「勢い」の強弱が判断できるようになったり、マーケットの「方向」が判断出来るようになっておいた方がいいわけです。
つまり、「大衆心理の変化」を「ダウ理論」と「移動平均線」で判断できるようになっておいた方がいいわけです。(トレンドの「終焉」も「転換」も、勢いの「強さ」も、「方向」も全ては大衆心理が決めている)
それが「基礎」(幹)であり、基礎のないところに応用(テクニック)は絶対に身につきません。(高いビルを立てようと思ったら、その分、基礎部分を深く頑丈に作っておかないとちょっとした地震でも倒壊してしまうのと同じです。)
もちろん、数あるテクニカル指標を使う事は悪い事ではありません。
だって便利(ラク)ですからね。。^^)
しかし、あくまでも「枝葉」のテクニックであって「幹」ではないという事。そして、便利な反面「新たな問題」も発生させていると言う「事実」も同時に知っておかなければいけません。
そして、「ダウ理論」と「移動平均線」を深く理解する事だけがテクニカル分析のベース部分「幹」を磨く事に繋がっているので、そこは絶対に怠らないようにして下さいね。
ラベル:テクニカル分析






